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整理日: 2026-03-16

見出し画像

OpenClawと過ごした10日間で体験した22のこと

アールグレイ

こんにちは。

アールグレイです。

今回は、AIエージェント「OpenClaw」を10日間使い倒して、実際に何ができたのかを全部書きたいと思います。

OpenClawっていうのは、オープンソースのAIエージェントフレームワークです。

ChatGPTのような「聞いたら答えてくれるAI」とは違って、 自分から動いてくれるAI なんですよね。

DiscordやLINEから話しかけるだけじゃなくて、定期的にニュースを集めたり、天気を教えてくれたり、記事のドラフトを作ってくれたりする。

正直、ここまでできると思ってなかったです。

10日間で体験した22のことを、カテゴリ別にまとめました。


構造図

flowchart TD
    A["自分から動いてくれるAI"]
    A --> B["あ、それ昨日やりましたね"]
    B --> C["2\. LINE連携"]
    C --> D["8\. Nouns DAO提案チェック"]
    D --> E["15\. Voice Agent"]
    E --> F["22\. ComfyUIワークフロー分析"]
    style F fill:#c05746,color:#fff,stroke:none

💬 コミュニケーション

1. Discord連携

まずはDiscordです。OpenClawをセットアップすると、Discordのチャンネルに常駐してくれるAIエージェントが手に入ります。

メンションすれば返事をくれるし、ファイルを送れば読んでくれる。

普通のチャットボットと違うのは、 前の会話を覚えている こと。

昨日の話の続きができるんです。

これ、地味にすごいと思っています。

2. LINE連携

Discordだけじゃなくて、LINEからも同じエージェントと会話できるようにしました。

Tailscale Funnelを使ってWebhookを受け取る仕組みなんですけど、一度設定してしまえば普通のLINE友だちと話すのと変わらない感覚です。

外出先からスマホでサッと聞けるのが便利なんですよね。

3. マルチチャネル同時運用

DiscordとLINEはそれぞれ別のセッションとして動いています。

会話の文脈は分離されているんですけど、 記憶ファイルは共有している んですよね。

なので、Discordで決めたことをLINEから聞いても「あ、それ昨日やりましたね」って返ってくる。

会話は別々だけど、記憶はひとつ。この仕組みが、複数チャネルで使うときにすごく自然に感じました。


🤖 自動化・定期タスク

OpenClawにはcronジョブという仕組みがあって、定期的にタスクを自動実行してくれます。これが本当に便利なんです。

4. 毎朝の天気予報

毎朝、天気予報を自動で通知してくれます。気温、降水確率、服装のアドバイスまで。

朝起きてスマホを見たら天気が届いている生活、慣れると手放せなくなります。

5. JR通勤運行情報

朝と夕方に通勤路線の運行状況をチェックして教えてくれます。

遅延や運休があれば即通知。これのおかげで、駅に着いてから慌てることがなくなりました。

6. ローカルLLM最新ニュース

毎朝、HuggingFace・GitHub・Redditから最新のAI情報を収集してレポートにまとめてくれます。

Ollamaの新バージョンとか、トレンドのモデルとか、自分で巡回する手間がなくなったのは大きいです。

7. OpenClaw最新アップデート通知

OpenClaw自体のバージョンアップもチェックしてくれます。

「新しいバージョンが出てますよ」って教えてくれるので、更新を見逃すことがなくなりました。

8. Nouns DAO提案チェック

6時間ごとにNouns DAOの新しい提案を確認して通知してくれます。

DAOの提案って、気づいたら投票期限が過ぎてることがあるんですよね。

これで見逃しが減りました。

9. note記事ドラフト自動作成

トレンドの話題から記事のテーマを選定して、ドラフトまで自動で作ってくれます。

朝起きたら下書きができている。

もちろんそのまま公開はしませんが、書き始めのハードルがめちゃくちゃ下がりました。


🎬 動画制作

個人的に一番驚いたのがこのカテゴリです。

AIエージェントに動画制作のパイプラインを構築させるなんて、正直やる前は想像もしていませんでした。

10. Remotionで解説動画制作

Remotionというフレームワークを使って、台本からTTS音声合成、字幕生成、動画書き出しまでの自動パイプラインを構築しました。

台本をscript.tsに書くだけで動画ができちゃうんです。

11. ElevenLabs TTS音声合成

ナレーション音声はElevenLabsのBellaボイスで合成しています。

日本語の自然さがかなり良くて、聞いていて違和感がないレベルです。

12. SadTalkerリップシンク

ComfyUI経由でSadTalkerを使い、キャラクター画像に口パクを付けました。

1枚のイラストと音声データから、キャラが喋っているように見える動画が生成されます。

13. Hallo2リップシンク

SadTalkerより新しいHallo2も試しました。

こちらはより高品質で、音声に合わせた自然な口の動きが生成されます。

132秒の音声から約45分で動画が完成。

RTX 5090のGPUパワーを活かしています。

14. PNGTuberコンポーネント開発

VTuberの簡易版である「PNGTuber」の仕組みをRemotionに統合しました。

口スプライト5種類(閉じ・半開き・全開・え・う)を音声解析で自動切り替え。

これにジェスチャー用のループ動画を組み合わせれば、手の動きのある解説動画が作れる構造です。


🗣️ 音声

15. Voice Agent

LiveKit + Deepgram + ElevenLabs + Claudeを組み合わせた音声会話エージェントも構築しました。

マイクで話しかけると、AIが音声で返事をしてくれる。

テキストを打つ手間すらなくなります。


🎨 画像生成

16. Nanobanana(Gemini)でアイキャッチ画像

note記事のアイキャッチ画像をGeminiで自動生成するスキルを作りました。

記事の内容を渡すだけで、それっぽい画像を作ってくれます。

17. Chrome拡張連携

OpenClawのChrome拡張を使って、ブラウザ上でGeminiの画像生成を操作し、生成された画像をDiscordに自動送信する連携も実現しました。

ブラウザ操作の自動化って、可能性が広がりますね。

18. FLUX.2 Klein

ローカルでの画像生成も試しました。

FLUX.2 Kleinはかなり軽量で、RTX 5090なら快適に動作します。


📝 コンテンツ制作

19. Obsidian連携

OpenClawとの会話ログをObsidianに自動バックアップする仕組みを作りました。

日々の会話がそのままナレッジベースになっていく。

AIとの対話を「資産」として残せるのは、個人的にすごく価値があると思っています。


🔧 開発・技術

20. セッション最適化

OpenClawを使い込んでいくと、セッションが頻繁にリセットされる問題に直面しました。

原因を調査して、cronジョブのモデルをOpus 4.5からSonnet 4に切り替えたり、メモリファイルを圧縮したりして、コストを約80%削減。

こういう運用面の最適化も、AIエージェントと一緒に解決できるのが面白いところです。

21. セキュリティ設定

便利さの裏にはリスクもあります。

0.0.0.0バインドの全面禁止、Tailscale経由のみのアクセス制限など、セキュリティ設定をしっかり行いました。

この辺りはnote記事にも書いているので、興味がある方はぜひ。

22. ComfyUIワークフロー分析

ComfyUIに蓄積されていた約90個のワークフローを分類・分析しました。

画像生成、動画生成、音声処理など、どんなワークフローがあるのかを整理するだけでも、次に何を試すかのヒントになります。


まとめ:10日間で分かったこと

10日間で22個。書き出してみると、けっこうやったなという気持ちです。

一番感じたのは、 AIエージェントは「質問に答えてくれるもの」じゃない ということです。

寝ている間にニュースを集めて、起きたら天気と一緒に通知が来て、記事のドラフトができている。

こちらが何も言わなくても動いてくれる。これが「AIと働く」ということなんだなと、実感しました。

しかもOpenClawはオープンソースです。自分の環境に合わせてカスタマイズできるし、スキルを追加すればどんどん賢くなる。

もちろん、まだまだ発展途上な部分もあります。

セッションが切れると記憶がリセットされたり、コンテキストが膨らむとエラーが出たり。

でもそれを自分で調査して改善していくプロセスも含めて、すごく楽しいんですよね。

AIエージェントに興味がある方は、ぜひ試してみてください。

10日後には、きっと想像以上のことができているはずです。

それでは、また。