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整理日: 2026-03-16
うちの会社、生成AIの利用に個人予算がある。
月何万円かは「必ず使ってください」という強制予算。最近はそれ以上使うのも推奨している。
だってそうでしょう。月1万円のClaude Codeで生産性10倍になるなら、使わない方がどう考えても損。
結果、うちの会社はもう「生成AIで業務効率化するプロ集団」みたいになっている。
で、そのプロ集団がだいたい2週間目にぶつかる壁がある。
今日はそこの話をしたい。
1. 悩んだらClaude Code自身に聞く
Claude Codeを使い始めると、みんないろいろやりたくなる。
エクセルで事業計画作りたい。パワポ操作させたい。ホームページ作りたい。画像生成もさせたい。
で、「どうやるんだっけ?」ってなる。
ここで大半の人がやるのが、ウェブ検索。あるいは「今度あの人に会ったとき聞いてみよう」。
それはですね、、もう時間の無駄です。
それすらClaude Codeに聞いてしまえばいい。
「パワーポイントを操作させたいんだけど、どうやればいい?」って聞く。するとClaude Codeが自分でやり方を考えて、必要なら検索までして、全部やってくれる。
画像生成だって、モデルのダウンロードから手順の組み立てまで、全部自分で考えて進めてくれる。
人間がわざわざ調べる必要、もうない。
これ、「そんなの当たり前でしょ」って思うかもしれない。でもね、意外とできてない人が多い。
社内で一時期、本気で「人に聞いてはいけません」というルールを作ったことがある。半分強制的にClaude Codeに聞く文化を根づかせるために。
それぐらい、この「まずClaude Codeに聞く」という習慣は大事。これができてないと開発効率がめちゃくちゃ落ちる。
もう癖にした方がいい。
構造図
flowchart TD
A["それすらClaude Codeに聞いてしまえばいい。"]
A --> B["タイプB:"]
B --> C["そんなの当たり前でしょ"]
C --> D["僕にインタビューしてください"]
D --> E["日本の代表的なジャーナリストの誰に寄せたいですか?"]
E --> F["2つの人種"]
style F fill:#c05746,color:#fff,stroke:none
2. Claude Codeにインタビューさせる
たとえば文章を書く場面を想像してほしい。
確定申告の書類。補助金の申請書。大学の科研費。なんでもいい。
大半の人がやるのはこう。自分の書きたいことをバーッと箇条書きで入れて、「これを清書して」と頼む。
これ、うまくいく確率、体感2割以下。
代わりにどうするか。
「僕にインタビューしてください」とClaude Codeに頼む。
「研究費の申請書類を書きたいんだけど、必要な情報をヒアリングして、書類を作ってください」
こう言うと、Claude Codeがまず申請書類の構成を調べてくる。どんな項目があるのか、何を書く必要があるのか。で、それに必要な情報を僕に聞いてくる。
聞かれたことに答えていくだけでいい。
論点がずれてると思ったら、質問なんて無視して自分の言いたいことを書いても全然構わない。
人間の脳みそはどうも怠惰にできているらしい。端から端まで全部自分で書くのはしんどい。でも聞かれたら答えられる。
しかも「いや、そんなこと聞いてくるんじゃなくて、もっとこっち言いたいんだけど」みたいな反発心が、逆に頭の中を引き出してくれるトリガーになる。
冷静に考えてほしい。自分で必要な要素を列挙できるなら、最初から自分で書類書いた方が早いのだ。
実際には途中で諦めて「まあこのぐらいで、あとはAIがなんとかしてくれるだろう」と投げる。でもAI側も中途半端な情報を渡されても困る。
インタビュー形式なら、必要な情報だけをピンポイントで引き出してくれる。最高効率。
3. 文体が気になるときは、ペルソナを先に作ろう
ここからちょっと上級編。
noteの記事を書くとき、小説を書くとき。「事実としての情報」はインタビュー形式で引き出せる。でもそれだけだと、まだ完成度が低いときがある。
なぜか。文体の問題。
吉本ばなな風に書きたいのか、ジャーナリスト風にしたいのか。表現の振り幅によって、聞くべき内容も変わる。
ChatGPTでメールを書くサービスって、世の中にたくさんありそうで、実はあんまり浸透してない。なぜかというと、自分の文体じゃないと気持ち悪いから。自分の表現したいことが表現されてないと、気持ち悪いから。
じゃあどうするか。
Claude Codeと一緒に、先に「編集者のペルソナ」を作る。
たとえばジャーナリストの人格を設定する。Claude Codeと対話しながら、「日本の代表的なジャーナリストの誰に寄せたいですか?」「質問するときに配慮すべきポイントは?」「政治思想の立ち位置はどう設定しますか?」みたいなヒアリングをしてもらって、一緒にペルソナを練り上げる。
で、「このペルソナが納得するように文章を書いてください」とお願いする。
これだけで、思った通りの文体にかなり近づく。
ペルソナを設定しないと、文体のこまかい指示を全部自分が主導でやらなきゃいけない。これがめちゃくちゃ大変。ペルソナという「管理監督者」をAI側に置くことで、その手間が一気に消える。
しかもClaude Codeなら、作ったペルソナをマークダウンファイルやテキストファイルに出力しておける。一回作ってしまえば、次の記事でもその次でも使い回せる。
注: といいながら、この記事はペルソナ設定をサボりましたすみませんmm
おまけ:生成AI時代に現れた「2つの人種」
ここからはテクニックの話じゃない。社内で最近話していて面白かった話。
Claude Codeを使い込んでいくと、大きく2種類の人間に分かれることがわかった。
タイプA: 8時間かかっていた仕事が4時間で終わるようになった。やった、定時で帰ろう。
タイプB: 8時間かかっていた仕事が4時間で終わるようになった。残りの4時間で、これまでできなかったことに挑戦しよう。
タイプAは、全く間違っていない。正しい使い方だと思う。
ただ、タイプBの人たちは面白いことになる。
4時間で本業を終わらせて、残り4時間で新しいことにチャレンジする。たとえばこれまでエンジニアにお願いしていたプログラミングを、自分でClaude Codeを使ってやり始める。
で、ハマる。さらに4時間追加。結果12時間働いてる。
こうなると、Claude Codeの使いこなし力が3倍の速度で成長する。しかも未経験の領域にチャレンジしてるから、学びの密度はもっと高い。3倍どころじゃないかもしれない。
タイプAとの差が、どんどん開いていく。
生成AIの時代はもう来てしまった。望むと望まざるとに関わらず。
この武器をいかに早く使いこなして、人より先に行くか。そういう勝負になっている。
仕事が短くなったからハッピー、で止まる人と、さらに使いこなしてやろうと前のめりになる人。この先生き残るのは、たぶん後者だ。
今日はClaude Codeという一つのツールに絞って話をしたけれど、奥が深い。
使いこなせば、本当に自分の可能性が広がる。
こういう話を、これからも発信していきたいと思います。